学科 学年	Ｅ３	科目, 分類	機械工学概論[機械概] Introduction to Mechanical Engineering	講義, 必修	通年 ２単位	担 当	小林隆志・久米重雄（非常勤） Takashi Kobayashi, Shigeo Kume
【内容と目標】６週間の工作実習・演習により、機械の構造、性能、加工方法等を体験させる。さらに、電気工学を専攻する学生が機械工学の基礎的分野（材料力学、機械要素、機械材料等）の理論および公式を理解し応用できるように、できるだけ実物と対応させて解説し、基本的な考え方を身につけさせる。 【教科書等】・機械設計１、機械設計２　新訂版（実教出版） 　　　　　　・プリント、ビデオ 【評価方法】定期試験成績、課題提出、授業態度等により総合的に評価する。 【関連科目】図学・製図
授　　業　　計　　画
第１週 導入教育（実習教育の概要と安全教育） 第２週 旋削関係（汎用旋盤による外径、端面、段付き加工） 第３週 手仕上げ関係（ヤスリ、鋸、ボール盤を利用した段付きブロックの加工） 第４週 測定関係（マイクロメータを利用した内・外径測定） 第５週 ＣＡＤ（概要説明、取り扱い） 第６週 ＭＣ関係（マシニングセンターを利用するためのプログラミングとその加工） 第７週 ＮＣ関係（ワイヤーカットを利用するためのプログラミングとその加工） 第８週 学習した実習教育に関する自由討論と感想文の作成 第９週 機械工作法の全体概要説明 第10週 材料の選択と加工法（その１）：材料の適切な選択法 第11週 材料の選択と加工法（その２）：新機能材料について（ビデオ） 第12週 材料の選択と加工法（その３）：加工の方法（鋳造・溶接） 第13週 材料の選択と加工法（その４）：加工の方法（塑性加工） 第14週 材料の選択と加工法（その５）：加工の方法（切削・研削・特殊加工） 第15週 前期末試験 第16週 摩擦と機械の効率について 第17週 材料の強さ（引張り・圧縮・弾性係数） 第18週 せん断荷重と横弾性係数 第19週 材料の破壊について 第20週 曲げ変形（せん断応力・曲げモーメント・断面係数・はりのたわみ） 第21週 ねじり変形および座屈変形について 第22週 後期中間試験 第23週 機械要素（その１）：ネジについて 第24週 機械要素（その２）：伝導軸とキーについて 第25週 機械要素（その３）：軸継手について 第26週 機械要素（その４）：軸受について 第27週 機械要素（その５）：リンクとカムについて 第28週 機械要素（その６）：巻掛伝導・ブレーキ・バネ・緩衝器・歯車について 第29週 機械材料：非金属材料とプラスチックについて 第30週 学年末試験
【備 考】第２週から第７週は４０名を６班に分け、各テーマに関して小人数教育を行なう。実習終了後は座学とし、機械装置の設計に必要となる基礎事項を修得させる。