学科

学年

 

 

E5

 

科目,

 分類

 

回路理論[回路]

Circuit Theory

 

講義,
必修

 

通年

2単位

 

 

高橋儀男

TAKAHASHI Yoshio

内容と目標】現代的回路理論である回路の状態方程式表現とその解法およびグラフ理論的回路解析の基礎を学ぶ。次に、非線形回路を位相面法により解析する。その後、回路網の特性を明らかにするイミタンス関数の特性を知り、回路網解析の基礎を学ぶ。これを基に、一端子対回路網の合成法の概要を学ぶ。最後に、離散時間システムの解析手法であるz変換法などによよりディジタル・フィルタを取り扱い、ディジタル信号処理を概観する。なお、本講義において二端子対回路網の概要についても学ぶ。

教科書等】・プリント
評価方法】定期試験の得点の平均を基本とし、適宜行なうレポートの提出状況、出席状況なども考慮して学年成績とする。

関連科目】応用数学、回路理論(4年)、制御工学

 

授  業  計  画

 第1 線形定係数常微分方程式の解法(1)同次方程式

 第2 線形定係数常微分方程式の解法(2)非同次方程式、回路解析

 第3 回路の状態変数表示

 第4 状態変数方程式の解法(1)ラプラス変換による解法

 第5 状態変数方程式の解法(2)回路の状態変数表現

 第6 演習

 第7 前期中間試験

 第8 回路網トポロジーの基礎概念、回路の接続関係の表現

 第9 基本カットセット行列と基本閉路行列

 10 電圧、電流関係式のグラフ的表現と線形回路の定常解析

 11 混合解析と状態変数方程式

 12 非線形微分方程式と回路(1)非線型性、特異点の性質

 13 非線形微分方程式と回路(2)Van der Pol 方程式、振り子の大振幅振動方程式

 14 演習

 15 前期期末試験

 16 2端子対(四端子)回路網(1)アドミタンス行列、インピーダンス行列

 17 2端子対(四端子)回路網(2)四端子行列

 18 駆動点イミタンスと伝達イミタンス

 19 正実関数

 20 リアクタンス関数

 21 LCによる一端子対回路網の合成(Foster形とCauer形)

 22 二端子対回路網と伝送係数、伝送量

 23 z変換と離散時間システム(サンプリング、サンプリング定理)

 24 z変換の公式と逆z変換

 25 差分方程式とパルス伝達関数

 26 離散時間システムの安定性

 27 離散時間システムの周波数応答とディジタル・フィルタ

 28 フーリエ変換とディジタル信号処理

 29 演習

 30 後期期末試験